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"Babeem"の制作目的は、駅でのベビーカーに対する"妊産婦"と"一般ユーザ" 間の相互理解を促すことです。
互いの立場に関心を持たない場合、"妊産婦"と"一般ユーザ"が互いの見解を知ることは難しいと考えられます。
そこで、本コンテンツでは、"妊産婦"と"一般ユーザ"が声を一般ユーザ”の声を収集・視覚化することを試みました。
ピクトグラムアイコンは、一般ユーザのベビーカーに関する声を表します。Twitterで「駅」「ベビーカー」で検索した結果を表示しています。
怪獣のアイコンは、妊産婦の声を発信しています。妊産婦の声は、Twitterで「駅」「ベビーカー」「感謝」で検索した結果を表示しています。
また、本コンテンツ内から声を登録・発信することもできます。
収集された声は、株式会社EXINGの言語解析APIを用いてポジティブ・ネガティブのタグが付けられます。さらに、声を"エレベーター" "エスカレーター" "階段" "オムツ" "乗り換え"に分類することで、どのような環境で相互理解が求められているかを提示します。
本コンテンツによって、"妊産婦"と"一般ユーザ"が互いの環境を理解し、現実世界で 助ける/自粛する/見守る などの行動に結びつけることができることを期待しています。
また、このコンテンツ内で意見の交流のみでなく、妊産婦の「ありがとう/感謝」の声を発信できれば嬉しいです。
画面左上のカレンダーを操作によって、各日に発信された声が拡大します。
カレンダーの日に関するピクトグラムアイコンと、怪獣アイコンが出会ったとき、それらが持つ声から抽出された言葉の泡が表示されます。マウスオーバーで全文を閲覧することができます。
画面下部に表示される山手線の駅をマウスオーバーすると、指定した駅に関する声を持つアイコンが集合します。
原田 真喜子(企画・デザイン・システム)
首都大学東京大学院システムデザイン研究科
インダストリアルアート学域ネットワークデザインスタジオ
博士後期課程在籍中
4歳の娘、0歳の息子がいます。電車を利用するとき、多くの方のサポートをいつもいただいています。いつも感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございますと言っても言い切れません。
しかし、ごく稀に悲しい言葉を受けることもあります。そんなとき、もちろん「すみません」とは言いますし、反省もしますが、「子連れだからいいじゃん」と横暴な考えを持ってしまうこともあります。子連れだから迷惑をかけていいなんてことはありません。他にも、友人からは「妊産婦をみてもどう接したらいいのかわからない」と相談を受けたこともあります。
そこで、妊産婦と一般ユーザの声を交流させることの必要性を覚え、本コンテンツの制作に至りました。
一般ユーザの方が妊産婦の立場の理解を深めることを助けるのみでなく、妊産婦にとっても、自分の行動の仕方を再考してもらうキッカケになればと思います。
Chie Matsuo (ロゴ・怪獣イラスト デザイン)http://chiemi1124.wix.com/chie-matsuo
株式会社EXING 言語解析API http://www.xing.co.jp/
はてなキーワードAPI http://developer.hatena.ne.jp/ja/documents/keyword/apis/rest
ネットワークデザインスタジオ http://labo.wtnv.jp/